导演:Erich Auerbach
出版社からのコメント なるほど『ミメーシス』には歴然たる大きな欠落部分があって……600年から1100年にわたるきわめて長い、きわめて貧しくはあるがもっとも解釈を必要とする時代は、ほとんど取り上げられていない。文学的読者も一般に理解可能な文学言語も存在しない一大中断期……この中断は何を意味するか、それはどのように克服されたか、この点を単一の事象として表すのは容易ではない。――「序」より 内容(「BOOK」データベースより) 教養ある読者・聴衆の不在という特異な文化状況のなか、中世のラテン語はいかなる変貌を遂げ、その空白ないし中断はいかにして克服されたか?―不朽の名著『ミメーシス』の補遺との位置づけのもと、渡米後に満を持して筆を起こし、近代語成立前夜までのドラマを鮮やかに描く渾身の論集、待望の邦訳。